スケール逆転!ドリアンは完璧?だから Miles Mode?




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   ジャズをやり始めて、最初の段階で必ず見る「スケール表」。
   これを見たとたんにジャズに対する気力がなくなって
   挫折していった人は数多いと思うんだけど…。
 

 
 
 
   もちろん、これ以外にヤマほどあるけど、
   今は Major スケールから派生する
   ナチュラルスケールだけに話をしぼりますね。

 

 
 
     (ここからの話、もしかして誰でも知ってる有名な話なのかな?
    だとしたら、
    今まで知らなかった自分がちょっと可哀想なんだけど…。
    まあいいか。続けます。)
 
 

 

 
 
 
 
ある時、この表を見ていて、「これ逆からみたら?」と思いついたんよね。
逆は2通りあって、「全」音程と「半」音程の関係を保ったまま、

1)上下を逆(上がらずに下がる)
2_2

2)順番を逆

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あら、結果は一緒!ええっと…そうか。なぜ一緒になるかは皆さん考えて。

でここからが本題。いわゆるナチュラルスケールで全部試してみたのですわ。
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ドリアンはドリアン
ミクソリディアンは短音階
長音階はフリージアン
リディアンはロクリア

昔、マイルスデイビスが、「誰も俺たちのようにフリージアンを使っていない」と言ってたんよね。
ここら辺にヒントが無いかな?

それより、この逆にする発想はコルトレーンの Miles Mode という曲を聴いたからなんだけど、


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あたまの4小節間、音符を逆から読んでも一緒なんよね。で、ドリアンスケールはどうひっくり返してもドリアンスケールなんよね。そりゃ僕が気づくぐらいのこと、コルトレーンは気づくわな。確実にこのことを意識して作ってるよね…。
あと世の中にある色んなスケールでこれを試していくと面白いんじゃないでしょか?




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